「ラベンダー」と聞くと、眠る前に香りを楽しむ精油、という印象があるかもしれません。
私もその香りに親しんでいますが、メディカルアロマを学んでからは、ボトルの名前や成分にも目が向くようになりました。同じ「ラベンダー」という名前でも、種類が違えば成分も、使い方を考えるときのポイントも違うからです。
アロマ図鑑の第2回は、ラベンダー・アングスティフォリア。真正ラベンダーとも呼ばれる精油です。
ラベンダー・アングスティフォリアの基本
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Lavandula angustifolia |
| 科名 | シソ科 |
| 精油を採る部位 | 花穂 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 香り | やわらかな甘さのある、草花らしい香り |
「ラベンダー」と名の付く精油には、ラベンダー・スピカやラベンダー・ストエカス、交配種のラバンジンなどもあります。精油を選ぶときは、商品名だけでなく学名まで確かめるのが最初の一歩です。
成分を見ると、香りの印象がもう少し深くなる
ラベンダー・アングスティフォリアの主な成分は、リナロールと酢酸リナリルです。
リナロールはモノテルペンアルコール類、酢酸リナリルはエステル類に分類されます。メディカルアロマでは、こうした成分の組み合わせを見ながら精油の特徴を考えます。
この精油がリラックスしたいときや、緊張を感じるときによく取り上げられるのも、成分に注目すると理解しやすくなります。ただし、成分の割合はどのボトルでも同じではありません。手元の精油について知りたいときは、その製品の成分分析表を確認します。
どんな場面で使われる?
ラベンダー・アングスティフォリアは、メディカルアロマで幅広く学ぶ精油のひとつです。
たとえば、気持ちを落ち着けたいときや、休む前の芳香浴。ティッシュやアロマストーンに少量落として香りを楽しむ方法なら、暮らしにも取り入れやすいですね。
また、肌のケアや、体のこわばりが気になるときの使い方を学ぶこともあります。こちらは芳香浴とは違い、基材や濃度、使う部位を考える必要があります。「ラベンダーだから、どこにでも同じように使える」とは考えず、目的に合わせて方法を選びたいところです。
目をこすりたくなる日の、私のひと休み
目がかゆい日は、ついこすりたくなります。私はそんなとき、温めずに、冷たさが心地よいタオルを閉じた目に当てて少し休みます。タオルに精油は加えません。
私が使っているKENSOの「ラベンダー ウォーター」は、ここまで紹介したラベンダーの精油とは別の製品です。目を閉じてスプレーし、タオルを当てることがありますが、これは私自身の習慣。目のかゆみを治す方法として勧めるものではなく、目の中には入れないようにしています。
精油の成分を知ることと、今日の自分に心地よい過ごし方を選ぶこと。どちらも、私にとってアロマを楽しむ一部です。
目のかゆみが続くときや、痛み・見え方の変化があるときは、眼科で相談してくださいね。
もう少し詳しく学びたい方へ
「ラベンダー」は、1種類だと思っていました
ラベンダーの精油といえば、やわらかな香り。そう思って瓶を開けたら、「あれ、ずいぶんすっきりしている」と驚くことがあります。
精油には、アングスティフォリアのほか、スピカやスーパー、ストエカスなど、「ラベンダー」と名のつくものがあります。香りだけでなく、含まれる成分や使うときの注意もそれぞれ違います。
ゆるり養生のアロマ図鑑では、この違いを2つの記事に分けてまとめました。
最初の記事は、「そのラベンダー、いつもの香りですか?」。4種類を成分から見比べ、「ラベンダーならどれも同じ」と思っていた瓶の見え方が変わるお話です。
続く**「その『ラベンダー1滴』、どの瓶を使う?」**では、香りを楽しむ方法、肌に使うオイルの作り方、2本を合わせるブレンドを紹介します。
手元にあるラベンダーは、どの種類でしょう。瓶の名前を見るところから、一緒に始めてみませんか。




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